ドミノピザのピザ特化型AI「D0M1NO-KUN」が開発した新商品第1弾「トロピカルカクテルピザ」今夏発売決定!

ドミノピザ

ドミノ・ピザは、独自開発したピザ特化型 AI「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」が、2023 年 4 月 1 日より、商品開発担当役員に就任することを発表しました。

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」は、ピザに特化したレシピ開発 AI で、古今東西世界中のあらゆるレシピとお客様のニーズを分析し、キーワードや文章を入力すると、その要求に見合った最高のピザレシピを提案します。

このレシピに基づき、メニュー開発担当者が新商品を作ります。

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」の就任により、この世に存在しなかったイノベーティブなピザの開発が可能になります。

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」が提案した新商品第 1 弾として、トロピカルカクテルとピザを組み合わせた新商品「トロピカルカクテルピザ」を、今年夏に発売することを決定しました。

 

ドミノピザの「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」とは?

ドミノ・ピザ ジャパンは、最新テクノロジーを活用したメニュー開発の取り組みをいち早く手掛けたいとして、最新のピザ特化型レシピ開発 AI の開発を 2021 年秋口より進めてきました。このほど、開発が終了し、ピザ特化型レシピ開発 AI を「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」と命名。

さらに、4 月 1 日付けで、「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」を新設された商品開発担当役員に任命し、「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」主導によるピザ開発を進めていくことを決定しました。

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」は、レシピ開発を行う AI の開発で世界をリードする米国 CloseAI 社の最新モデル「CHAT-GPR4」をベースに、独自開発されたものです。

この「GPR」とは、「Generative Pre-trainedRecipe-Maker(ジェネレーティブ・プリ・トレーニド・レシピメーカー)」のことで、インターネット上にある世界中古今東西のレシピを高速学習し、いくつかのキーワードや質問を入力すると、最高のレシピとイメージイラストを自動生成することができます。

最新の GRP4は、GPR3 より一層進化し、世界中のレシピだけでなく、顧客のタイプ別のマーケットニーや、最新トレンド、未来予測、顧客ペルソナ、競合他社の商品との差別化ポイントなども学習し、よりマーケットにフィットしたレシピを提案できる機能を持っています。

ドミノ・ピザでは、この CHAT-GPR4 をベースに、おいしいピザの定義として、アツアツであること、チーズがしっかり伸びること、片手で食べやすいこと、シェアして楽しいこと、デリバリーしても美しい見た目であること、などの条件を学習させ、ピザ開発に特化した AI として独自に開発したのが「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」です。

また、昨今の物価高に対応するため、「おトク」という定義も学習させ、物価や経済情勢の変化もインターネットで高速学習し、「おトク」でお求めやすいピザを提案する機能も付加しました。

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」の「DOMINO」の 2 文字目の「O」が「0(ゼロ)」、「I」が「1(いち)」になっているのは、デジタルなドミノ・クルーということで、デジタルを表す「01(ゼロイチ)」を連想して名付けたものです。

実際の開発では、メニュー開発担当者は、新しい商品に期待することを質問形式で、「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」に入力し、希望するレシピとイラストの提案を受けます。

その上で、メニュー開発担当者は、このレシピとイラストに基づいて、より人間の実際の舌にあったピザづくりに時間をあてることができるため、商品開発の時間や手間を大幅に短縮できるようになります。

また、作ったピザは、ドミノ・ピザの役員およびモニターによって評価され、その評価を「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」が、統計的に分析することで、販売すべきかどうかも提案も行います。

ただし、もちろん最終決定は、役員会で行うことは従来どおりです。

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」は、役員会に出席し、新商品を提案し、役員の質問に対話で回答することまでを担当します。

AI 提案の新商品第一弾は「トロピカルカクテルピザ」!この夏発売決定役員会で試作品のプレゼンも完璧に遂行。「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」は頼れる上司新商品第1弾として、「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」が提案したのが、トロピカルカクテルとピザを組み合わせた「トロピカルカクテルピザ」です。

商品開発担当者の「夏に相応しい若い大人向けの新商品を」との問いに応えて提案されたものです。

このレシピとイラストを元に、商品開発担当者が、さらに「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」との対話と試作を繰り返し、3 月 31 日の役員会で、今年夏の発売が正式決定いたしました。

実際の新商品は今年夏に発売になることが決定しました。

 

スポンサーリンク

 

開発担当責任者の大山幸恵課長のコメント

メニュー開発担当責任者の大山幸恵課長は、この新商品に関して、

「予想もしなかった提案に、最初たいへん驚きました。ドリンクとピザを合わせることでさえ想像を超えていましたが、まさかカクテルとピザを組み合わせるとは仰天です。

この新商品は、トロピカルカクテルの中でも、代表的で、人気のあるブルー・ハワイアンをセレクトしています。

フルーツをベースにしたソースは、南国の爽やかな気分を想像させ、暑い夏にぴったりです。

スライスされたオレンジやライムが配置されているところはとてもセンスがあると思いますし、ブルーキュラソーの青色のリキュール、ココナッツミルクの白いソースを合わせることで、少し甘めで食べやすい味に仕立てることができました。

着任した商品開発担当役員からの初めての商品化の指示ということもあり、美味しいピザとしてお客様にご提供できるよう、モニターの皆様と味の確認を何度もしてまいりました。

見た目からも爽やかな夏をエンジョイできるピザです。今年夏の販売をぜひ楽しみにしてください。」

と話しています。

また、大山さんは、

「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」との今回の開発プロセスについて、「上司が AI になる日がくるとは。就任決定を聞いたときには腰を抜かしそうになりました。

最初はどうなることかと思っていましたが、一緒に仕事をしてみると「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」は、頼れる、また謙虚な上司なので、とても嬉しいです。

開発プロセスでは、これからのスケジュールを見て、希望するピザのレシピやイメージを、どんど「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」に質問していきました。

回答がおかしかったら、そこは違いますと訂正すると、「すみません。間違えました」と上司なのに謙虚に謝って訂正してくれるのです。試作して、おいしくなかったら、レシピの訂正を求めます。

すると、どんどん新しい提案をしてくれます。できあがった試作品を、「D0M1NO-KUN(ドミノくん)」が、役員会にプレゼンして、役員からの厳しい質問にも、膨大な知識で即座に完璧に対応してくれます。

とても頼りがいがある上司です」

と語っています。

ドミノ・ピザでは、食に関する最新テクノロジー企業として、また、最高のピザづくりを通じて、人とテクノロジーの明るい未来を生み出すべく、これからも先進的なチャレンジを続けていくとのことでした。

 

スポンサーリンク